世界一周をするにあたって、ほとんどの国はビザ無しで入国できたり、海外でビザを取った方が良いとのことですが、インドとロシアは事前に日本で取得しておいた方が良いとのことなので取ることにしました。
ロシアビザ(観光)の取得方法をまとめました。
まずビザ取得に必要な物は、
①パスポート
※パスポートの有効期限は、申請するビザの出国期限より6ヶ月以上必要。
※パスポートの査証欄には、少なくとも見開きで2ページ以上の余白が必要。
②査証申請書
ロシア大使館HPのオンライン査証申請フォームに入力して印刷する。
③証明写真(4.5cm×3.5cm)1枚
④旅行会社が発行する旅行確認書(見本/ロシア大使館HP)
確認書は、ロシア連邦観光省に登録されている受け入れ先の情報が記載されます。
⑤旅行会社が発行するバウチャーのコピー
バウチャーには次の情報が記載されます。
旅行者のデータ(氏名、生年月日、パスポート番号);
ロシア入国日および出国日;
観光ルート、移動手段、宿泊場所、観光プログラム;
旅行会社の署名と印;
支払済み証明;
ロシアの受入れ旅行会社名とその旅行レファレンス番号
これら書類を用意して、東京のロシア大使館もしくは、北海道、新潟、大阪の領事館で申請します。
※場所によって業務時間が異なるので注意して下さい(ロシア領事機関)。
申請自体の費用については、申請して2週間後の受領であれば無料です。
申請の詳細情報はロシア大使館HP。
ここで問題となるのが、④と⑤を入手するためには、事前に旅行日程の決定、飛行機などのチケットの予約やホテルの予約をしなければなりません。
世界一周やバックパッカーとして自由に旅する場合は、明確に日程を決めてまだまだ先の飛行機やホテルの予約を事前に行うことは難しいです。
しかし、きっちりと事前予約をすることなく自由気ままに旅行する人のためにロシアビザを取得する方法があります。
1.ビザ取得代行業者を使う
代行業者が④旅行確認書と⑤バウチャーを用意してくれるので、自分で用意する必要はありません。例えば、ロシアビザ取得申請代行センターでは8000円(観光シングル)で取得することができます。時間が無い方やロシア大使館•領事館が近くにない方は、代行業者を使うといいと思います。
2.旅行確認書とバウチャー発行業者を使う
④旅行確認書と⑤バウチャー(空バウチャー)のみを発行してくれる業者があります。ここで旅行確認書とバウチャーを入手して大使館でビザ申請します。
※ネットで調べると空バウチャーを使ってのビザ取得は正規の取得方法ではない?とのことなので自己責任でお願いいたします。
発行費用は業者によって様々ですが、以下のサイトが最安値と思われます。
■TravelRussia.su: 599ルーブル(1800円くらい 2014年8月)※入力後数分でPDF発行されます。
■Go to RUSSIA: 20$ ※入力後24時間以内でPDF発行されます。
バウチャー発行と査証申請の詳しいやり方を説明します。
■バウチャー発行
ここではTravelRussia.suで発行します。TravelRussia.suではバウチャーのことをインビテーションと書いてありますが同じことですので問題ありません。
①観光ビザのバウチャー発行なので赤丸の「TOURIST」をクリック。
②「ORDER ONLINE」をクリック。
ここには観光ビザの説明が書かれています。
③申請フォームに必要事項を入力。
■国籍を日本にするとビザのタイプでシングルかダブルかを選択する項目と支払い方法の選択項目が現れます。
■発行方法はE-mailにします。無料ですぐに発行することができます。
■入国日と出国日ですが、ここで入力した期間のビザが発行されます。だいたい訪問する期間でいいので選択して下さい。その期間であれば遅れて入国しても早く出国しても問題ありません。予定がまだはっきりとわからない場合は、観光ビザの最長である30日の範囲で長めに設定しておくと良いです。
■自身のパスポートを持っていない子供を同伴する場合は、子供の名前と生年月日を「child」項目に入力。
■移動手段は空白で大丈夫です。
■訪問都市と滞在ホテルはまだ決まっていなければ、だいたいの予定を入力。
■支払い方法はここではクレジットカード払いを選択。paypalやデビットカードでの支払いも可能。
■contact欄のE-mailに入力したアドレスに、確認メールやバウチャーが送られてきます。
必要事項を入力後、規約を読んで同意のチェックを下部にして、「NEXT」をクリック。すぐに確認メールが送られてきます。
④確認メールのリンクをクリック。
確認画面が表示されるので、下部の「Pay by credit card」をクリック。
※クレジットカード払いの場合。
⑤クレジットカード情報を入力。
このページはなぜかロシア語です。入力項目は雰囲気でわかると思いますが、最後の入力完了のボタンは下部左側ですので注意して下さい。間違えて右側ボタンを押すと入力情報が消えてしまいます。
クレジットカード情報を入力完了して支払いが確定されれば、バウチャーがメールで送られてきます。数分で届くはずです。
メールのリンクをクリックすればバウチャーのダウンロードボタンが表示されますのでクリックしてダウンロードして下さい。
ダウンロードしたバウチャーはA4サイズ1枚で、半分が旅行確認書でもう半分がバウチャーになっています。
つまり、この用紙一枚で旅行確認書とバウチャーになります。
■査証申請
次に、ロシア大使館HPで査証申請を用意します。
①申請フォームに必要事項を入力。
上記リンクをクリックすると上の画面が出てきます。
■Countryは「JAPAN」を選択。
■Hints and help languageは「JAPANESE」を選択。
これ以降の画面で日本語の説明が表示されます。
■確認事項を読みチェックしたら、「新申請書を記入する」をクリック。
※このあと申請フォームに入力する内容は保存できます。申請番号が割り当てられ、パスワードを設定することができますので、それらがある場合は「既に記入された申請書を開く」をクリックして申請番号とパスワードを入力すれば、保存した内容を修正および印刷できます。
あとは、説明にしたがって各項目に情報を入力していきます。
説明はわかりやすく書かれていますので問題ないと思います。
※注意点としては、申請書の内容とバウチャーの内容(ビザタイプ、入出国日、訪問都市など)が合うようにしてください。
ひとつ気になった箇所としては訪問情報の入力です。
画面の上部に「ロシアでの受け入れ先機関」を入力する項目があります。
ここにはバウチャーを発行した会社の情報を入力して下さい。
例:TravelRussia.su、Go to RUSSIAなど。
「Reference number」には、バウチャー発行業者のロシア連邦観光省に登録されている番号を入力してください。難しく書きましたが、TravelRussia.suのバウチャーでいうと、右側上部の「Federal Register of TourOperators」の横に書かれている数字を入力してください。
「confirmation number」には、バウチャー番号を入力してください。TravelRussia.suのバウチャーでいうと、左側上部もしくは、右側「VOUCHER No」に記載されているものです。
■申請フォームを印刷。
必要事項の入力が終わると印刷画面にページが移ります。「A4ページ形式の申請用紙をプリントする」をクリックして印刷します。印刷設定画面では自動回転のチェックをはずしてA4用紙で出力されるように設定します。
以上で査証申請フォームが用意できます。
リストニアでのロシアビザ取得の方法について書かれているサイトをまとめました。
最後に、世界一周中や海外旅行中にロシアに訪問したくなったときには、リストニアでロシアビザが比較的簡単に取得できるようです。
※それ以外のほとんどの国では、その国での居住証明書のようなものが必要とのことで難しいです。
■ロシアビザ in ヴィリニュス(リストニアの都市)/世界ウォーカー
■2012年11月、ロシアビザ取得情報。/Where’s Tom?
■[リトアニア]ヴィリニュスでロシアビザ申請/WORLD RUNNER
■諦めかけた、世界一周中のロシアビザ取得方法/It’s a Small Wonderful World!!
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