フィリピンは日本から手軽に行ける国のひとつで、美しい海をはじめとする素晴らしい観光スポットがたくさんあります。その中でも特に行ってほしい10個の観光スポットを選びました。
1. パラワン(Palawan)
フィリピンの南西部にある細長い島で、フィリピンの最後の秘境と呼ばれており、世界でも有数のホワイトビーチリゾートがあります。島内には世界屈指のダイビングスポットがあり、欧米人に人気です。パラワンにはプエルト・プリンセサ地底河川国立公園やトゥバタハ岩礁海中公園という美しい光景が見られる世界遺産もあります。パラワン島へは、マニラまたはセブから島内の都市であるプエルト・プリンセサ(Puerto Princesa)に飛行機で行けます。
2. ボラカイ(boracay)
パラワンと同じくフィリピンが世界に誇る屈指のビーチ。毎年、様々なランキングで上位にランクインしています。4kmに広がるホワイトビーチはこの世とは思えないほどの美しさで、世界中の人々を魅了しています。島は近年観光地化が進められ、美しい自然と近代的な便利さが融合しています。
3. バタネス(Batanes)
フィリピン最北の州で、台湾からわずか190kmに位置する島。バタネス周辺の波は常に高く、台風も多いことから、他州との交流があまりないため、台湾の文化が混ざった独自の文化が発展しています。厳しい環境が生み出した自然は雄大で、フィリピン人の憧れの観光地でもあります。
4. カラグアス(Calaguas)
カラグアス島はビコール地方と呼ばれる地域にあり、マニラからちょうど東に進んだ場所に位置しています。フィリピンではパラワンとボラカイの2つの世界屈指のビーチががありますが、近年注目を集め騒がしくなっているのも事実です。カラグアス島はそれら2つに劣らないくらい綺麗なビーチがありながらリゾート化がされておらず、水道や電気さえもほとんど整備されていません。まさに南国の無人島気分を味わえます。島内にはコテージなどの宿泊施設もありますが、ビーチでキャンプ泊をするのがカラグアスの楽しみ方です。
5. プエルトガレラ(Puerto galera)
プエルトガレラはマニラから4時間ほどでいけるマニラ近郊で最も美しいホワイトビーチ。マニラからだと、ボラカイに行くのと所要時間は変わらないかもしれませんが、飛行機に乗らなくていいので、ある意味お手軽です。プエルトガレラはフィリピンで有数のダイビングスポットがあります。他のリゾートよりも格安でダイビングを楽しめるのもプエルトガレラの魅力のひとつ。
【参考記事】
プエルトガレラに行った。サバンビーチ編
プエルトガレラに行った。ホワイトビーチ編
6. ビガン(Vigan)
フィリピンはホワイトビーチなど素晴らしい自然が豊かですが、美しい歴史的な街並もあります。ビガンはルソン島の北部に位置し、16世紀からのスペインによる統治下で東アジア貿易の拠点として栄えた都市です。今でもスペイン統治時代の街並が良い状態で残っており、世界遺産に登録されています。フィリピン主要部からのアクセスがそれほど良くないので、観光地化されていないため、静かに過ごすことができます。雰囲気ある街のカフェでコーヒーでもいかがでしょうか。
7. チョコレート・ヒル(Chocolate Hills)
セブ島の隣にあるボホール島にはチョコレート・ヒルと呼ばれる高さ30mから50mの円錐形の山が1000個以上も並ぶ場所があります。その光景はまさに幻想的で一見の価値ありです。季節によって山を覆っている草の色が変わり、4~6月の乾季には草が枯れるため面茶色になります。まさにチョコレートの丘です。
ボホール島には世界最小級の霊長類であるターシャ(フィリピンメガネザル)もいます。
8. コルディリェーラの棚田群(Rice Terraces of the Philippine Cordilleras)
ルソン島中部のコルディリェーラ山地の斜面に造られた棚田は総延長20,000kmにもおよび、世界最大規模の棚田群です。イフガオ族が2,000年にわたって耕してきた棚田は「天国への階段」 と称され、その光景は神秘的です。1995年には世界遺産に登録されています。観光のベストシーズンは4月です。雨季ですが6月〜9月の稲刈り前の黄金の棚田も見応えがあります。特に7~9月は降水量が多いため、時には山地の道路が通行止めになることもあります。
9. サガダ(Sagada)
サガダは世界遺産のコルディリェーラの棚田群の近くにある村で、そこには2つの神秘的な洞窟(スマギン洞窟・ルミアン洞窟)があります。探索にはガイド付きのツアーが必須で、日本では体験できないようなスリル満点の洞窟探検を楽しめます。
その他、サガダではハンギング・コフィン(Hanging Coffins)と呼ばれる葬儀方法があり、断崖に吊るしてある棺桶を見ることができます。
10. オスロブ(Oslob)
オスロブはセブ島の南部にある町で、セブ市内から3時間で行くことができます。オスロブでは野生のジンベイザメと一緒に泳ぐことができます(Whale Shark Watching)。5,6mのジンベイザメが手が届きそうなくらい近い距離にやってきます。大興奮間違いなしです。『夏の海 ホエールたちと 泳ぎたい』。