アルゼンチン、ブエノスアイレスの治安と対策

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ブエノスアイレスの治安と対策 2.世界一周旅行

アルゼンチンのブエノスアイレスの治安と基本的な犯罪の対策について紹介します。

インターネットでブエノスアイレスの治安について検索すると、強盗などの被害記事が大量に出てきて、ブエノスアイレスはもの凄く危ないところなのではと思うかもしれません。実際、僕もそう思っていた1人で、行く前はめちゃくちゃ怖かったです。日本と比べたら確実に治安が良くないのですが、実際に行ってみると、注意さえしていれば、被害に遭う確率をかなり防げるのではと思いました。僕は10日間くらいブエノスアイレスに滞在していましたが、スリや強盗など犯罪には遭いませんでした。

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アルゼンチンのブエノスアイレスの治安と基本的な犯罪の対策

ブエノスアイレスでの被害例

◆ブエノスアイレスで強盗に遭った
◆旅人マリーシャの世界一周紀行:第8回「強盗に襲われた! ブエノスアイレスは真昼間でも危険度MAX!」
◆南米で強盗に貴重品バッグを奪われました。

ブエノスアイレスの特に危険な場所

◆レティーロ地区
バスターミナルや鉄道駅、地下鉄駅、空港からのシャトルバスターミナルがあり交通の中心となっている場所ですが、用事がない限りは行かないほうがいいです。バスターミナルの隣にはスラム街があります。スラム街の中には絶対に入ってはいけません。バスターミナル近くの未舗装道路がスラム街への入り口になっています(すぐわかると思います)。バスターミナルや鉄道駅周辺の公園や広場も危ないので立ち入らないほうがいいです。横切るのさえもやめたほうがいいです。


レティーロ近くにあるスラムの参考動画。

◆ボカ地区
有名な観光地となっているカラフルなカミニートやボカ・ジュニアーズのスタジアムがあるのですが、中心街から外れると危険です。中心街は人気観光地なので警察がきっちりと警備をしています。あまり遠く行かずに、様子を見ながら行動することをおすすめします。

ブエノスアイレスでよくある犯罪

◆ケチャップ強盗
ブエノスアイレスで多発しています。ケチャップ強盗とは、急にケチャップなどの液体をかけられて、なんなんだと思っていると、第3者が現れて拭いてあげようと言ってきて、そうこうするうちに物が盗まれているという手口の強盗です。第3者は品の良さそうなおばあさんだったり、さっきまで仲良く話していた通りすがりのカップルの場合もあるそうです。
対策としては、すぐにその場から立ち去りましょう。宿や近くのカフェなどに逃げ込んでから液体を拭きましょう。絶対に自分の荷物を触れさせないようにしましょう。
週に1,2回は同じ宿の誰かがケチャップ強盗に出くわすくらい頻発しているそうですが、手口と対処方法さえ知っていれば、被害にあうことはまずないそうです。

◆強盗
普通の強盗。ナイフや拳銃などの凶器で脅してくることもあります。周囲を確認して、怪しい人がいたら近づかないようにしましょう。万が一襲われた場合は、素直に金品を渡したほうがいいです。自分の身が一番大切です。

◆スリ
人が多い場所で多発。特に地下鉄などでは注意しましょう。カバンを持っている場合は、体の前にくるようにして周囲を警戒しながら歩きましょう。

◆両替詐欺
アルゼンチンでは公定レートよりも良い闇両替があります。両替するときは闇両替を使うことがしばしばあると思います。闇両替ではお金のすり替え詐欺が起きています。例えば、600ドル換えようとして100ドル札6枚を両替屋に渡したら、1枚だけ1ドル札などにすり替えられるといったことです。基本的に言い合いになり、両替屋の仲間を呼ばれたりして、なくなく諦めざる終えなくなります。警察に言っても、闇両替は違法なので、警察は取り合ってくれません。

対策は2つあります。1つは、1度にたくさん両替をしないことです。ブエノスアイレスだったらフロリダ通りに行けば何十人も両替屋がいるので、2,300ドルづつに分けて両替するといいと思います。2つ目は、レートが良すぎる場所では両替しないことです。他の両替屋よりも異常にレートが良い所で換えようとしたら被害に遭ったという話が結構あるようです。実際に僕もフロリダ通りでレートを聞いて回っていたら、だいたい1ドル12.3ペソ前後なのに、13ペソと言ってきた両替屋がありました。たぶんあそこで換えたら両替詐欺にあったと思います。
両替詐欺以外に注意したいのが、両替後はすぐに宿に帰りましょう。散策とかして、強盗に遭ったら最悪です。

強盗およびスリに対する基本対策

強盗とスリに対する基本の対策を紹介します。対策の種類を2つに分けました(1.狙われない、2.被害(金銭的)を最小限にする)。効果が重複しているものもあります。
1. 狙われないために
◆派手な格好をしない
◆貴重品を身につけない
時計とかネックレスとかしていると、あの人はお金を持っているんじゃないかと目を付けられる可能性があります。
◆貴重品を不用意に出さない
スマートフォン、特にiphoneはアルゼンチンでは非常に高価なので、狙われます。一眼レフも持っていると狙われます。
◆危ないところにいかない
◆大通りを歩く
◆一人で歩かない
一人で歩いても問題ないですが、複数人の方が狙われにくいです。一方で、複数人で行動すると周囲への注意が落ちることがあるので、意識的に警戒しましょう。
◆バッグを持たない
バッグを持っていると何か高価な物が入っているのではと思われることがあります。
◆夜出歩かない
全然、夜出歩けますが、やはり日中よりかは危ないので、用事がなければ出歩かないようにした方がいいです。
◆周囲を確認しながら歩く
怪しい人がいないか、近づいてきていないか頻繁に確認した方がいいです。怪しい人がいる場合は、道を変えるなどの対応をしましょう。

2. 金銭的被害を最小限にするために
◆貴重品を持たない
時計やネックレス、パスポートなど不要であれば、宿に置いておきましょう。
◆必要最低限の荷物で行動
不要なものは宿に置いておきましょう。お金も必要な分だけにしましょう。
◆お金は分けて持つ
必要なお金を持ち歩くときも分けて持つようにしましょう。一箇所に持っておくと、スラれた場合の被害も大きくなります。
◆少額のお金を用意
強盗に遭遇したときに、差し出す用のお金を持っておきましょう。目安は10ドルから20ドル相当と言われています。アルゼンチン・ペソでも構いません。

もしも強盗に遭ってしまった場合は、

強盗に襲われてしまった場合は、速やかにまずは少額のお金を差し出しましょう。少しお金を渡せば、強盗犯が逃げていくケースもあるようです。まだ要求してくる場合は、相手の指示に従い物を渡しましょう。絶対に抵抗をしてはいけません。抵抗してナイフで刺されたり、ひどい場合には殺されたりすることもあります。命が一番大切なので、素直に従いましょう。

ブエノスアイレスの危ない情報を見たり聞いたりすることがたくさんあるかと思いますが、しっかりと注意さえしていれば、滅多に被害にあることはないと思います。ブエノスアイレスは素晴らしい所なので、しっかりと対策をして楽しみましょう。

日本人宿に行けば、治安のことを含めていろんな情報が手に入るのでおすすめです。
参考記事:ブエノスアイレスの安宿。日本旅館

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